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国際遠距離恋愛のために海外移住を目指すブログ

「ナルコス」に見るNETFLIX陰謀論

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大衆は小さな嘘には気付くけど大きな嘘には気付かない、ということらしいですが、これだけインターネットが発達した現代においてもまた、映像コンテンツが人々に強い印象を与えることに異論の余地は無いと思います。ましてや、それが「ナルコス」のような質の高い作品ならなおさらです。

パブロ・エスコバルが善人か悪人かはさておき、大筋のストーリーは、だらしない政府と国軍に代わってアメリカがコロンビアに介入し、麻薬カルテルを一掃して秩序を取り戻した、というものです。気になったのは、70~80年代のコロンビアの話を、今またわざわざアメリカがドラマにする点です。例えるなら、日本赤軍の話をなぜか今さら中国人がドラマにするような感じでしょうか。単に麻薬でのし上がるダークヒーローの話が作りたいだけなら、アメリカにはアル・カポネというこれ以上ない素材があるにも関わらずです。

ところで、コロンビアの隣、ベネズエラはここ十年ほどアメリカと緊張した関係が続いています。コロンビアは南米では珍しく親米国なので米軍基地がありますが、ベネズエラエクアドル等の南米諸国はこれの増設に対し、南米の平和に対する脅威だとしてアメリカに反発しています。「ナルコス」にわざわざ大量のスペイン語シーンが含まれている理由が浮かび上がってきますね。加えて、現在のコロンビアは実質GDP伸び率が南米1位で、治安も順調に回復しているホットな市場です。例のドラマ制作の目的は、アジアやヨーロッパから麻薬のイメージで投資を遠ざけて市場を独占し、その他の南米諸国には脅しを利かせるのが狙いではないかと個人的に判断しています。

まぁ、憶測だらけの記事なんで、NETFLIXの人に"ridiculous!!"と一蹴されそうですが(笑)。とりあえず、あのドラマすごく迷惑です。