Vivo ac Libere

国際遠距離恋愛のために海外移住を目指すブログ

人生を拓いた読むナイフ6冊

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あまり思い出したくはないですが、誰の人生にも、悪運が重なった後に悪意がとどめを刺しに来るような瞬間が一度はあると思います。この記事では、当時の僕を困難な状況から救ってくれた本を紹介したいと思います。

最初に僕が考えたのは、状況を正確に理解することでした。アクシデントも含め、悪い事が重なる理由や原因についてです。

複雑で単純な世界: 不確実なできごとを複雑系で予測する

複雑で単純な世界: 不確実なできごとを複雑系で予測する

 

 もう紹介が三回目ですが、この本から当時の状況に合致する知恵を抜き出すとすれば、悪運が重なるのと渋滞にはまるのは原理的には同じだ、ということです。自己啓発系の本が軒並み人生訓めいた説教を繰り返すだけなのに対し、この本だけが状況を客観的かつ論理的に理解する手助けをしてくれました。

次に考えたことは、いかにしてこれ以上の危機を呼び込まないようにするかです。

私の身体は頭がいい―非中枢的身体論

私の身体は頭がいい―非中枢的身体論

 

 これは読むだけでは腑に落ちにくい箇所がたくさんありますが、役立った点は、危機において「身構える」と余計に危ないということです。身体的な実感としては理解していましたが、それを思考にまで応用するきっかけとなったのがこの本で、これまで理屈で否定していた勘による警鐘に敏感になりました。しかる後、自然な流れで本棚に眠っていた次の一冊を手にとることになります。

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

 

僕はブッダじゃないから、腹が立ったら怒るのはある程度仕方ないと思ってますが、危険な状況においてはそれが命取りになるのもまた事実です。怒りは別の怒りを呼び込むし、怒ると行動が単純になって隙につながるからです。当時コントロールできるのは自分の内面だけだったので、大いに役立てさせてもらいました。精神が落ち着くと勘が冴える、というのも大事な点です。

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

 

状況は整理され、ひとまずの危機は去り「さて、どうするか」を念頭に選んだのがこの本です。この本の画期的なところは、別に努力と結果が正比例するわけではない、という真実を最初に認めたところにあります。例として出されている方法は既に陳腐化しているし、比較優位論も理屈遊びめいているものの、知恵で生き延びるとはどういうことか、という一点においてはヒントにはなりました。

お金のIQ お金のEQ (サンマーク文庫)

お金のIQ お金のEQ (サンマーク文庫)

 

 避けては通れないお金の問題をすっきりと解説した良著。乱暴に抜粋すれば、お金を信仰するのではなく、道具としてうまく付き合いましょうということが書いてあります。当たり前といえば当たり前のことですね。そして、最後の一冊

DUO 3.0

DUO 3.0

 

脳科学的に、ある程度の年齢を経た後に向上する能力は語学しかない、という仮説をもとに、スケートボードに使ってた時間と金の一部を自己投資に回して購入したものです。これ一冊覚えれば会話にはほとんど困らない上に、運が良ければ彼女もできます。人生何が何に役立つかわからないものです。

こんな感じで、格好良く言えば直観に従い、傍目には行き当たりばったりで、砂漠で水を求めるように読んだ本が僕を助けてくれました。人間の知性というのは不思議なもので、自分に本当に必要なものは直観がちゃんと教えてくれます。無理に何冊読書せねば、と考えるのではなく、それに耳を傾けるのが良著に巡りあうコツなのかもしれません。

それではまた。